Lullaquill appLullaquill

さんびきのこぶた

6分3〜8歳
さんびきのこぶた
6分

おはなしのあらすじ

さんびきのこぶたが、それぞれ自分の家を作りにでかけます。わらの家、木の家、れんがの家。おおかみがやってきたとき、いちばんじょうぶな家がみんなを守ってくれます。

むかしむかし、あるところに、さんびきのこぶたが、おかあさんと いっしょに くらしていました。イギリスの いなかの みちの おくに ある、ちいさな いえです。ある あかるい あさ、おかあさんは、おひるごはんを みずたまもようの ぬのに、みっつ つつんで あげました。「もう おおきく なったわね。じぶんの おうちを たてておいで。しっかり じょうぶに つくるのよ。」そこで、さんびきは でかけました。いけがきの そばを とおり、ひつじの そばを とおり、うたいながら あるいていきます。「トコトコ トコトコ、さんびきの こぶた、これで みんな そろったよ!」

いっぴきめの こぶたは、わらを のせた にぐるまの おじさんに あいました。「わらは かるくて、すぐ できる。あっというまに おうちが できるぞ!」すると そこへ、ほそながい おおかみが やってきました。おなかを すかせています。「こぶたくん、こぶたくん、ぼくを いれておくれ!」「いやだよ、いやだよ、あごの けに かけて、いれないよ!」「それなら、ふーっと いきを はいて、ふーっと ふいて、おうちを ふきとばすぞ!」ふー! ふー! ぴゅーっ! わらは ぱあっと とんでいき、こぶたは いちもくさんに にげていきました。

にひきめの こぶたは、えだを のせた にぐるまの おじさんに あいました。「えだは やすくて、きれいに つめる。あしを やすめる おうちが できるぞ!」こぶたが すわったとたん、いっぴきめの こぶたが かけこんできました。そして おおかみも やってきました。「こぶたくん、こぶたくん、ぼくを いれておくれ!」「いやだよ、いやだよ、あごの けに かけて、いれないよ!」「それなら、ふーっと いきを はいて、ふーっと ふいて、おうちを ふきとばすぞ!」ふー! ふー! ガラガラ ガッシャーン! えだの おうちは くずれ、にひきの こぶたは いちもくさんに にげていきました。

さんびきめの こぶたは、レンガを のせた にぐるまの おじさんに あいました。「レンガは おもくて ゆっくりだけど、いちど つめば どっしり うごかない。」こぶたは まるいっしゅうかん、レンガを ひとつ、また ひとつ、つみあげました。がんじょうな かしの とびらと、たかい えんとつも つくりました。ちょうど ひを つけたとき、にひきの こぶたが みちを ころがるように かけてきました。「はやく、はいって!」カチャリ。かけがねが おりて、さんびきは みんな、あんぜんで あたたかな おうちの なかです。

そこへ、おおかみが やってきました。「こぶたくん、こぶたくん、ぼくを いれておくれ!」「いやだよ、いやだよ、あごの けに かけて、いれないよ!」「それなら、ふーっと いきを はいて、ふーっと ふいて、おうちを ふきとばすぞ!」おおかみは、みみが ピンクに なるまで ふーっと ふきました。しっぽが ピンと たつまで ふーっと ふきました。でも、レンガは ひとつも うごきません。そこで おおかみは、ひとつ ちえを だしました。「こぶたくん、おいしい かぶの はたけを しっているよ。あした ろくじに あおう。いっしょに ほりに いこうね。」

さんばんめの こぶたは、とっても かしこい こぶたです。ごじに おきて、はたけへ とことこ。おんどりが コケコッコーと なくまえに、かぶを かごいっぱい もって かえってきました。ろくじに、おおかみが トントンと とを たたきました。「こぶたくん、じゅんびは いいかい?」「じゅんび?」こぶたは とびらごしに いいました。「もう いって きたよ。かぶは おなべの なかさ。とっても おいしいよ、ありがとう。」おおかみは、ドンと あしを ならしました。そして、うまれて いちばんの おおきな いきを すいこみました。

ふーっ、ふーっと ふいて、ふくいきが なくなりました。ふーっ、ふーっと ふいて、はくいきも なくなりました。おおかみの からだには、ちいさな「ちゅう」という こえしか のこっていません。ふらふらしながら、やねに のぼって、えんとつから のぞこうとしました。でも ひは きえていて、えんとつの したには、あたたかい おふろの おゆが、たっぷり ありました。つるん、すべって、ごつん、ざぶん! おおかみは、あわあわの おふろの なかへ おちました。あわを はなに つけたまま、ぴょーんと とびだして、おかの むこうへ にげていき、もう にどと もどってきませんでした。

つぎの ひ、おかあさんが あそびに きて、とっても よろこびました。いっぴきめの こぶたは、ふかふかの わらの ベッドを つくりました。にひきめの こぶたは、まきに する えだを きれいに つみました。さんびきめの こぶたは、みんなの まわりを レンガで まもりました。その よる、かぜが みちを ふいて きました。ふー、と ほんの ちいさく。ふー、と そっと やさしく。でも、なにも うごきません。さんびきの こぶたは ならんで ねむっています。あったかくて、かぶで おなかも いっぱい。おやすみ、こぶたたち。おやすみなさい。

このおはなしから学べること

ていねいにがんばると、自分もみんなも守れるよ。

こんな年齢におすすめ: 3〜8歳

くり返しのことばと安心できる結末なので、3歳から8歳の子どもが落ち着いて眠りにつけます。

このおはなしのふるさと

The Story of the Three Little Pigs — Traditional English tale (anonymous), c. 1800. Lullaquillが、おやすみ前向けに新しく語り直しました。著作権の切れた昔話をもとにした、オリジナルの文章です。

今夜のおはなしの主人公を、お子さまに

Lullaquillアプリに、お子さまの名前と好きなものをいくつか入力してください。お子さまが主人公の、穏やかでやさしいおやすみ前のおはなしを、絵とやすらぐ声でお届けします。

ルナ

ナイトキャップをかぶったうさぎのルナが、毎晩おはなしを読んでくれます。

ほかのおやすみ前のおはなし

すべてのおはなし →